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1:元文学部生
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2025/01/26 (Sun) 22:07:00
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『純粋理性批判』を読みたいのですが、ドイツ語は読めないのでひとまずは日本語訳されたものを読もうと思っています。そんなに何種類も出してどうするんだというくらい多くの翻訳がありますが、ふなちょさんはどの翻訳がおすすめでしょうか?
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2:ダチョ之
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2025/01/27 (Mon) 01:18:50
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邦訳のことはほとんど知りませんが、ざっと内容を知りたいだけなら岩波文庫でいいと思います。安いからです。こりゃわけわからんと思ったら、上巻でやめることもできます。それより、なぜ『純粋理性批判』なんかお読みになるのでしょう。カントのことを知るには、とりあえずこれ、とかだったらやめた方がいいです。『純粋理性批判』から始めないといけないなんて考えるのは、たんなる権威主義ですし。
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3:元文学部生
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2025/01/27 (Mon) 12:34:08
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カントが理性の「限界」を見極めようとしたところをきちんと学び直したいなと思って読もうと思っています。『純粋理性批判』から始めないと、といった感じではありません。
ふなちょさんはカントのことを知るにはどの著作から始めるといいとお考えなのでしょうか?
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4:ダチョ之
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2025/01/27 (Mon) 12:48:29
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なるほど。そのような問題関心であれば、とりあえずは『純粋理性批判』「序論」「緒論」と「弁証論」を読まれるのがよいかと思います。理性の「限界」というところだと、『判断力批判』も面白いかもしれませんが、しかしカントが als ob だと言ってることを真に受けてしまう問題もあるので、注意が必要だと思います。
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5:元文学部生
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2025/01/31 (Fri) 23:10:31
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返信が遅くなり申し訳ございません。ふなちょさんのアドバイスをもとに、読んでみようと思います(『純粋理性批判』は買いました)。カントの読みはじめとしては『人倫の形而上学の基礎づけ』がいいのかもと思い、そちらも購入したので合わせて読んでいきたいと考えています。
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6:ダチョ之
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2025/01/31 (Fri) 23:50:42
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『基礎づけ』を勧める人はいますが、読めばわかるとおり、わけがわかりません。実践系なら『啓蒙とは何か』です。
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7:元文学部生
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2025/02/01 (Sat) 14:12:33
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『啓蒙とは何か』も読んでみます。
『基礎づけ』と『啓蒙とは何か』の違いはどのような点にありますでしょうか?
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8:ダチョ之
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2025/02/01 (Sat) 17:22:11
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単純に『基礎づけ』は文が難しくてよくわからないです。個人の感想かもしれませんが。あと、文がわかっても、それがその文脈でもつ意味がわからないです。『啓蒙とは何か』は、よくわかります。
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9:元文学部生
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2025/02/02 (Sun) 10:19:50
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ありがとうございます。合わせて読みます。